仕様と根拠
どこを読むか
Exif 2.32 では、JPEG の先頭 FF D8 の直後に APP1 セグメントがあり、「Exif」と 00 00 の識別子のあとに TIFF 構造が続きます。そこで 0th IFD から Exif IFD へのポインタ(タグ 8769.H)をたどり、Exif IFD の中の ColorSpace(タグ A001.H)を読みます。バイト順は先頭の II(リトル)か MM(ビッグ)で決まります。
値の意味
ColorSpace は SHORT 型で個数 1 です。値 1 は sRGB、FFFF.H は Uncalibrated で、sRGB 以外の色空間を使ったことなどを示します。その他の値は規格で予約されており、定義されていません。FFFF.H だけでは Adobe RGB などの具体的な名前は分かりません。
範囲について
このツールは Exif の ColorSpace の記録だけを読みます。画像データ本体、ICC プロファイル、GPS など位置情報は読まず、表示もしません。APP2 セグメントは有無と先頭の識別子文字列を示すだけで、中身の意味は判定しません。
根拠にした仕様・資料
| 仕様・資料 | 確認日 | 使った箇所 |
|---|---|---|
| CIPA DC-X008-2019 Exif 2.32 | 2026年10月29日 | 4.5.4・4.7.2(APP1 の構造)・TIFF ヘッダー・Exif IFD ポインタ 8769.H・ColorSpace A001.H(1=sRGB、FFFF.H=Uncalibrated、他は予約) |
指摘の段階
- エラー: 仕様に反していて、正しく読めない・処理できない入力です。
- 警告: 読めるものの、仕様の推奨に反する・矛盾する・意図と違う結果になりやすい入力です。
- 情報: 誤りではありませんが、知っておくとよい扱い(読み飛ばした部分や解釈)です。
入力の扱い(送信しない仕組み)
処理はすべてお使いのブラウザの中で行います。処理の本体はこのサイトから配信する小さなスクリプト(/app.js)で、外部のサービスやライブラリを読み込みません。ページはブラウザに通信を禁止させる設定(Content-Security-Policy の connect-src)つきで配信しており、入力した内容がサーバーや第三者へ送られることはありません。ファイルを選んだ場合も、端末の中で読み込むだけです。
このツールでできないこと(制約)
- JPEG だけが対象です。PNG・WebP・HEIC・RAW、PDF は読みません。
- ICC プロファイルの有無や内容は判定しません。Exif の ColorSpace が sRGB でも、別のプロファイルが埋め込まれている場合があります。
- Exif は書き出しソフトが削除・変更できるため、記録がないことは色空間が不明であることを意味するだけで、実際の色の状態を保証しません。
- 最新の Exif 3.0 ではなく、Exif 2.32(2019)の規格に沿って読みます。ColorSpace の定義はこの範囲で変わりません。
ご利用にあたって
- 色空間の記録を読むだけで、画像の見た目の色や印刷結果は保証しません。
- 入稿規定がある場合は、その規定の指定方法で確認してください。